StageRacer2

分散型ネットワークトポロジー

STAGE RACER 2は、シンプルなOBインターコネクトから複雑なスター型、リング型、リニア型トポロジーまで、あらゆる放送イベントに対応する完全な光ファイバー伝送ソリューションです。ダークファイバーやSMPTE IPプロトコルを使用しながら、遠隔地間のコンテンツ交換を可能にする遠隔制作キャパシティ用の長距離伝送もサポートしています。Stage Racer 2は、外部アダプターやコンバーター無しで、同じデバイス上であらゆる種類の信号を受け入れるように設計されています。これらの信号は内部で関連付けられ、ルーティングされ、ネットワークの他の全てのマシンに分配されます。また、オーディオエンベッド/ディエンベッド、オーディオシャッフル、オーディオSRC、フレームバッファリング、ディレイ…などの処理機能を提供します。

構成

ステージ・レーサー2には2つの標準コンフィギュレーションが用意されています。

2 – 24 SDI 2 – 12 SDI
x16 SD/HD/3G-SDIポート(入出力切替え) x8 SD/HD/3G-SDIポート(入出力切替え)
x8 SD/HD/3G/12G-SDIポート(入出力切替え) x4 SD/HD/3G/12G-SDIポート(入出力切替え)
x1 Genlock (Composite video / Black burst / Tri-level)
x16 アナログ音声 I/O (8ch mic gain/48V moduleオプション)
x2 Ethernet 10/100/1000Mbs (64ch Dante/AES-67 AoIP module オプション)
x2 Data RS 232/422/485 (x6 追加 500Kbps RS422 オプション)
x8 接点端子
x4 双方向AES3 (Intercom panel 互換)
x1 MADI I/O (AES10) シグナル (x4 AES コネクタの内 x2を共有)

プロセッシング機能

STAGE RACER 2は、シンプルなOBインターコネクトから複雑なスター型、リング型、リニア型トポロジーまで、あらゆる放送イベントに対応する光ファイバー伝送ソリューションです。

  • フレームバッファと遅延: 全ての3Gポートでフレームバッファ/フレームシンクロが利用可能。
  • エンベッド/ディエンベッド: システムのどのSDIポートからでも音声の挿入/抽出が可能。
  • オーディオ処理: ほとんどのオーディオI/OにSRCを搭載し、あらゆるオーディオソースをあらゆるオーディオ出力にルーティング可能(アナログ, MADI, Dante/AES-67, SDI Audio, AES*近日発売予定)。
  • サードパーティによるコントロール Ember+, Cerebrum, KSC Core, VSM のようなサードパーティ機器を介したリモートコントロールをサポートしています。
  • さらなる進化 Stage Racer 2は発売以来、定期的なアップグレードにより、新たな処理機能やエルゴノミクスの向上を実現しています。

技術仕様

オプティカル
Trunk: 1x ユニットあたり 4x オプティカルファイバートランクにより 160Gbps データトラフィックの入出力
10Km のSMファイバー/リンクパワーバジェット10dB/LC/PCコネクター(オプションで40Kmまで対応可能)
ST-2110: 4x 標準10Gbeイーサネットポート/10Kmシングルモードファイバ/4チャンネル用MPOコネクタ
SDI Video
コネクタ: 12x または 24x チャンネル(入出力切り替え可能), 75Ω BNC
スタンダード上段: SD, ASI, HD, 3G / BNC コネクタ
スタンダード中段: SD, ASI, HD, 3G / HD-BNC Mini コネクタ
スタンダード下段: SD, HD, 3G, 6G, 12G / BNC コネクタ
リターンロス: 0~1.5 GHz: -15 dB以上 / 1.5~3 GHz: -10 dB以上 / 6~12 GHz: -6 dB以上
Composite Video / GL
コネクタ: 1ポート、入出力設定可能 / 75Ω BNCコネクタ
スタンダード: PAL, NTSC コンポジット/B.B/ 3値(自動) *Genlockクロックはすべてのフォーマットに対応するわけではありません。
Bandwidth: > 5.8 MHz@ +/- 0.2dB
差動ゲイン/位相: < 1%, < 1°
グループ遅延: < 10 ns
SNR: > 67 dB (CCIR567)
アナログ音声
コネクタ: 16x 入力, 16x 出力 チャンネル, D-SUB 37 メス型ソケット
インピーダンス: 入力: 10KΩ差動(非フローティング)、出力: 差動20Ω(非フローティング)
Amplitude: 公称+4 dBm(+18 dBmで飽和)
Bandwidth: 50 Hz ~ 15 KHz @ +/- 0.5dB, (20Hz ~ 20 Khz @ -3dB)
ディストーション: < 10 ns
信号対ノイズ比: 90dB, “A” weighted
マイクプリアンプオプション: ゲイン10〜60dB(3dBステップ)/ファンタム電源/プリアンプバイパス(チャンネル9〜16に8プリアンプ装備)
デジタル音声
AESポート: 双方向4ポート(インカムパネル対応)/75ΩBNCコネクタ/MadiポートBNCと共用
MADIポート: 1入力、1出力/48Khz対応(SRC)/75Ω BNCコネクタ
AoIPインターフェース: Dante、AES67対応/64チャンネル/48Khz対応(SRC)/Gbitポートへ ルーティング
シリアル
コネクタ: 双方向2チャンネル、各チャンネルRJ45ソケット×1
プロトコル: RS485, RS422, RS232
データレート: 0 ~ 500 Kbd/s (Sony 互換)
RS422オプション: 6x 双方向 RS422/0 ~ 500Kbd/s (Sony互換)/D-SUB25メスソケット(前面)
Ethernet
コネクタ: 2x 独立チャンネル、RJ45
プロトコル: 10/100/1000 Mb/s、全二重または半二重(自動)、MDIまたはMDI-X(自動)
GPIO
コネクタ: 8x 双方向GPIOコンタクト/D-SUB15メス上に6個 + 各RJ45シリアルコネクタに1x GPIO
出力: リレー(ドライ接点)。各リレーの「コモン」-「ノーマルオープン」端子
入力: D-SUB: フローティング、RJ45: 入力ピン接地
電源
消費電力: ユニットあたり最大80W(全トランクと全シグナル使用+IPモジュール有効)
電源供給: 二重冗長内蔵電源 / 電圧範囲 90~260 VAC / 47~63 Hz
低電圧オプション: 10~16VDC/D-SUB25、電源インサート付き(前面に装着)/速断型ヒューズで保護
メカニカル
サイズ: 1 RU 19インチラック, 奥行き335mm (コネクター除く)
重量: 4.5kg
冷却: 横方向の冷却フローを持つ内部ファントレイ/サイドパネル吸排気/パッシブヒートシンク
動作温度範囲: -20 ~ +60℃ (直射日光を避ける)
アドミン
ローカルディスプレイ: 主要パラメータ用OLEDディスプレイ(IP追加/光パワー)/各信号につき1個のLED/アラームLED
設定: Webインターフェース/オートメーションプロトコル(Cerebrum、KSC Core、VSM…)
接続: 専用10/100Mbps イーサネットポート

ギャラリー

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