ViPlayS3
特徴・性能
ViPlayS3は、 ISDB S3 対 応の DekTec 製品と組み合わせて、局間 TLV 形式のストリームを、合成TLV 形式のストリームに変換し再生するツールです。
〇対応ファイルフォーマット
ISDB-S3 PCAP TLV ストリーム
〇入力ストリーム形式
- 合成TLV形式のストリーム
- 局間TLV形式のストリーム
* ご注意:階層変調の局間TLVに関しましては、合成TLV形式への変換が、機能として対応して
おりません。
また、DekTec社提供のツール「IsdbS3Mux」で作成された合成TLV形式のストリー
ムは再生に対応しておりません。「IsdbS3Mux」で作成された合成TLV形式のスト
リームはStreamXpressでの再生をお願いいたします。
対応周波数帯
以下、BS/CS 右旋の帯域に対応しております。
Dektec変調器の制限により、2.1GHz以上の周波数への出力が不可となります。
DTU-315で2GHz以上の周波数出力を行う場合
*DTU-315にて、周波数2000MHz以上の帯域をご使用になる場合、Dektec管理アプリケーション「DtInfo」より、下記手順にてハイクオリティモードへ設定の変更をする必要があります。
①DTU-315を接続しDtInfoを起動します。
②DtInfo上のDTU-315欄、右下「IO Conf.」欄右側の「Change」ボタンをクリックします。
③DTU-315の設定画面が表示されますので、画面右下の「Advanced」ボタンをクリックします。
④I/O設定画面が表示されますので、画面中央部の「Power Mode」⇒「Mode」のValueを
「Low power」から「High quality」に変更し「Ok」ボタンをクリックして画面を閉じます。
⑤DTU-315の設定画面、DtInfoも閉じます。
これで設定完了です。
本設定により、DTU-315の消費電力が上昇します。
「High quality」設定のまま、2GHz以下の周波数への出力も問題なく行えますが、消費電力が大きくなるため、ノートPCのバッテリー消費が早くなります。
また、お使い頂くノートPCの仕様により「High quality」でも正常に2GHz異常で動作しない可能性があります。
これは、USB3.0規格における出力電力の最大値に満たないことが考えられます。
下記は、「Low power」と「High quality」設定時の機能比較表となります。
注意事項
DtPlayで「DTAPI_TX_DMA_UFL」が発生し、正常出力しない場合
出力データのアンダーフローエラーが発生した場合、本エラーメッセージが出力されます。
DtPlayを使用中、
・別にCPU負荷の高いアプリケーションを使用している場合
・ファイルのコピーを行うなどの、HDDからの読み込み速度やメモリの使用量等に影響がある操作
等、再生に十分な通信速度が保てない場合(4K8Kテストストリームの伝送は、広帯域の伝送容量が必要となります為)に発生します。
回避策として、
・入力ソースとなるpcapファイルを、使用するPCのローカル(Cドライブ等)に配置する
・CPU負荷を抑えるために、DtPlay以外のアプリケーションを終了し、再生中は、PCを操作しない
を実施ください。
USB3.0ドライバ
DTU-315が正常に動作しない、またはDtInfoにて正常に認識されない場合は、お使い頂いているPCのUSB3.0ドライバが影響している可能性があります。
お使い頂いているPCのドライバの製造メーカー、及びドライバのバージョンを確認してください。
製造メーカーのドライバが最新ではない場合は、アップデートを実施した後、再度動作をご確認ください。
推奨OS
USB3.0対応 ,及びWindows7 OS以降のPCであれば、動作致しますが、Windows 10以前のOSに関しては、USB3.0の仕様に満たない、スペックが低い等の懸念があるため、安定したISDB-S3変調を行うためには、最新のPCをご使用いただく事を推奨いたします。
OS | Windows 10 Professional 64bit |
CPU | Intel Core i5 以上 |
メモリ | 4GB以上 |
USBポート | USB 3.1 Gen 1, micro-B |