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Dektec最新ニュース

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2017年あけましておめでとうございます。

ヴィレッジアイランドよりDekTec社製品の最新情報をご紹介致します

 

内容
DekTec社 高集積SDI/ASI ポート 搭載 PCI-Epress カードのご紹介
DekTec社製品 ATSC プラグフェスト(相互接続試験イベント)での結果報告
VF-RECv3 ソフトウェアによる 4K ベースバンド SDI 記録

高集積 SDI/ASI ポート 搭載の PCI Express カード

DekTec社では、業界で初めてシングルスロットの PCI-Express カードに 12本の独立したSDI/ASI 入出力ポートを搭載した製品を提供致します。
それぞれのポートでは、入力または送出用として ASI または SD、HD、3G-SDI を切り替えて利用が可能です。
この高密度の入出力ポートを持ったカードはサーバースペースが限られている場合や、一台のサーバー上でのスロット数が限られている場合のソリューションとして最適です。

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SDI のインターフェースが搭載されている他の DekTec製品と同様に、この DTA-2179 カードでもDekTec 社が提供するAPI (Matrix API®) を利用して簡単にご利用の装置に組み込む事が可能です。
新たに DekTec 製品のラインナップに加わったこのカードを利用して、高密度で堅牢な製品やシステムが構築されることを期待しています。

DTA-2179の詳細はこちら

 

DekTec社製品 ATSC プラグフェスト(相互接続試験イベント)での結果報告

2016年10月10日から14日まで、韓国の濟州(チェジュ)島にて行われた第3回の ATSC 3.0プラグフェストに於いて、DekTec社の製品は ATSC 3.0 規格の信号送出、受信、解析機として良好な結果を残しました。このプラグフェストでは、ATSC 3.0 対応の複数のメーカー間の変調機と復調機の互換を確認するため、350以上もの試験項目が用意されて実施されました。この試験項目には ATSC 3.0 の拡張機能となる multi-PLP, ハイブリッド・タイム・インターリーバ(HTI) や階層分割多重 (LDH) の試験も含まれました。

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ATSC 3.0 プラグフェストが行われた韓国濟州(チェジュ)島の景観

DekTec社としては、このプラグフェストには信号発生器としてDekTec社では DTA-2115B 変調カードDTC-386 Atsc3Xpress ソフトウェアの組み合わせで臨みました。
Atsc3Xpress には ATSC 3.0 規格の全てのパラメータ設定が可能な GUI インターフェースが用意され、DTA-2115B カードからはどのパラメータにおいても高い品質の信号が出力されました。

一方、受信機としてはDTA-2131 VHF/UHF 対応 復調カードとDTC-341 Atsc3Xpert ソフトウェアの組み合わせが用意されました。
この DTA-2131 カードと Atsc3Xpert ソフトウェアの組み合わせでは、復調・受信機能に加えて ATSC 3.0 規格に対応した信号の解析も同時に行う、他社の製品には無い特徴があります。
DekTec社の製品はATSC 3.0 規格に完全に対応した変調機及び復調機として注目を集め、製品販売への準備が完了致しました。

The ATSC 3.0 ツールセットの詳細:

  • Atsc3Xpress は、ATSC3.0 規格の送出規格に完全に対応した信号発生ソフトウェアツールです。受信チップの開発や、フィールド試験、デモンストレーションなどにご利用可能です。Atsc3Xpress は PCAP ファイルや ROUTE/MMT パケットで構成されたライブ IP 信号入力に対応してます。
  • Atsc3Xpert は ATSC 3.0 信号の受信および解析ソフトウェアツールです。提供される GUI 上では ATSC 3.0 規格のパラメータや RF 信号品質の統計情報などを表示します。更に LDCP iterations の視覚的な表示やインパルス応答、コンスタレーションなども表示可能です。<・li>
  • DekTec SDK (DTAPI) も ATSC 3.0 対応として拡張されました。この API を利用して 不要なATSC 3.0 のプロトコル スタックなどを気にせずに、独自の送出装置や受信装置を構築する事が可能です。

 

VF-RECv3 ソフトウェアによる 4K ベースバンド SDI 記録

DekTec社 と Village Island 社によって発表された VF-REC v3 ソフトウェアによって、通常スペックの PC 環境で 4K のベースバンド SDI 信号の記録が可能になりました。VF-REC-v3 では、JPEG2000 圧縮記録オプションが追加される事で 4K SDI 信号の記録が可能となり、GUI の大幅な改良が行われました。

通常、一般的な PC 環境では 4K SDI 信号の記録・送出は不可能と思われますが、VF-REC v3 では Comprimato 社の JPEG2000 圧縮技術を利用することによりこの問題を克服しています。これによりヴィジュアリー・ロスレス(視覚上無損失)品質でリアルタイムの 4K 映像の圧縮を行い、データ速度を落とし、通常のハードディスク環境の PC でも扱う事を可能にしています。

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VF-REC v3 で 4K 信号の記録や送出を行うためには 4K に対応した DekTec カードを利用する必要があります。その一つとして現在では DTA-2174 (3G-SDI/ASI x4 入出力カード)があります。今後リリースが予定されているDTA-2179(3G-SDI x12入出力カード)等の 4K 対応カードでも、この VF-REC v3 は利用可能予定となっています。